ご挨拶
社会医療法人禎心会 理事長 徳田 禎久
「上山博康 脳神経外科塾」HPにアクセスの皆様へ
全国各地で、医師不足を背景とする医療崩壊が指摘されて久しいのですが、関係者の懸命な努力にもかかわらず依然として解決の方向に進んでいないのが現状です。
特に、救命救急診療に深く係わる脳神経外科医/脳卒中診療医の不足も例外ではなく、大学入局者のみならず臨床研修修了者の脳神経外科選択もこれまで通り低迷したままのようです。
また、脳神経外科手術の修練に必要な疾病構造が大きく変化し、一昔前のような外傷や脳内出血の手術から高度な手術へと段階的に学べる環境も少なくなり、まとまった症例を優秀な術者から集中的に学ぶシステム構築が必要となってきております。
このような中、旭川、北見/網走で最高レベルの診療提供にあたってきた旭川赤十字病院脳神経外科部長 上山博康先生、網走脳神経外科リハビリテーション病院院長 谷川緑野先生、社会医療法人明生会理事長 橋本政明先生、および小生との間で、現状打開には市中病院関係者も立ち上がるべきとの考えを持つに至り、協働して若手脳神経外科医養成プロジェクト設立の企画が生まれました。具体的な検討の中で、全国各地との交通の便や教育環境の良さなどから札幌での取り組みが適当との結論に至り、平成24年4月から社会医療法人禎心会脳疾患研究所に「上山博康脳神経外科塾」を開設する運びとなった次第です。
技術的にも優秀で患者さん本位の診療が出来る脳神経外科医が養成され、全国で活躍されることを願っております。
どうぞ奮ってご応募下さい。
ご挨拶
社会医療法人明生会 理事長 橋本政明
医療費の増大と財源不足および医師不足など、我が国の医療を取り巻く状況は深刻です。
北海道においては、札幌や旭川への医師の偏在が顕著です。また開業医の増加だけでなく、臨床研修制度が始まり学生や研修医の診療科選択の偏りが加速し、マスコミの医局攻撃による脱医局化の進行が大学の地方への医師派遣能力を低下させてしまいました。特に脳神経外科は救急医療と切っても切り離せず、時間による偏在という問題に加えて、訴訟リスクを内包しているため、脳神経外科を選択する医師が減っています。
このような現状を知れば知る程、医学部の定員を増やすしか思いつかない政府に、医療人の皆さんは、やきもきしているのではないでしょうか。
そこで私たちは、大都市部への医師の偏在に着目し、負のスパイラル現象を解消する試みに挑戦することにしました。札幌において高度医療が出来て、症例数が豊富な病院であれば、医師確保も容易であり、その次のステップとして地域医療への積極的な関わりを持つことも可能となるのではないでしょうか。また、道内の3医育大学、さらには全国の大学と連携して教育システムを充実させるなら、医師確保策はさらに有効に機能することでしょう。
この度の禎心会と明生会という極めて公共性の高い社会医療法人同士の強い連携は、将来の住民や行政を巻き込んだ真の医療改革のさきがけになると自負しております。そして、上山脳神経外科塾に若い力が結集すれば、北海道版Mayo Clinicも夢ではないと確信します。皆さんのアプライをお待ち致しております。